28広島大学総合博物館は、本館を中心にキャンパス内に点在するサテライト館とそれらをつなぐ「発見の小径(東広島キャンパスの広大な敷地を利用した自然散策道)」で構成した、キャンパスまるごと博物館です。常設展示のほかに、企画展やフィールドナビ(野外観察会)などのイベントも開催しています。法学部などの講義を行うとともに、産学官連携の教育・研究プロジェクト事業を実施することを目的として設置されました。また、保健管理センター、東千田端末室および自習ができるBIBLA Sendaなど、東千田キャンパスの多くの学生が共用する施設を備えています。本館広島大学の紹介や、貴重な化石・剥製、地域の環境や文化に関わる資料を展示する総合博物館の中心施設で、インフォメーションセンターの役割も担っています。サテライト館各学部やセンターの専門的な研究内容を展示・紹介しています。埋蔵文化財調査部門・生物生産学部・理学部・文学部・中央図書館・両生類研究センターの6カ所にあります。大学院人間社会科学研究科附属リーガル・サービス・センターは、法科大学院の社会貢献の機能を担う部門として2005(平成17)年に開設し、民事事件の無料法律相談を毎週1回行っています。広島大学病院は、「全人的医療の実践」「優れた医療人の育成」「新しい医療の探求」を理念に掲げ、中国・四国地域の中核医療機関として、急速な進歩を続ける医学に対応する先進的な医療を提供しています。戦時中に、広島陸軍兵器補給廠(ほきゅうしょう)の兵器庫として使用されていた旧医学資料館を1999(平成11)年に解体後、ほぼ同じデザインで再建しました。現在の建物には、被爆当時のレンガや石の一部が再利用され、被爆建物に指定されています。災害発生時には、災害派遣医療チーム(DMAT)が出動し被災地で積極的な医療支援活動を行っています。能登半島地震では、DMATのほか、JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)、JMAT(日本医師会災害医療チーム)、災害支援ナース、感染症関連のDICT(災害時感染制御支援チーム)および災害登録派遣薬剤師(日本病院薬剤師会)が出動し、医師、看護師を中心に33人の職員が、被災地で医療支援に取り組みました。https://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/発見の小径四季折々の自然の移り変わりを楽しむとともに、キャンパス内に生息する絶滅危惧種を含む多様な生物や、先史時代以降の多数の遺跡を見ることができます。地元プロチームとの連携広島東洋カープ、サンフレッチェ広島、JTサンダーズ広島、広島ドラゴンフライズなど、プロスポーツチームの拠点となっている地域性を生かし、これらのチームと積極的に連携しています。新入団選手の体力測定や選手の日常的な健康管理指導などを通して、競技パフォーマンスの向上に貢献しています。災害への対応詳しい情報はこちらから!東千田未来創生センター〈東千田キャンパス〉リーガル・サービス・センター〈東千田キャンパス〉医学資料館〈霞キャンパス〉総合博物館 〈東広島キャンパス〉病 院〈霞キャンパス〉
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