世界に選ばれる﹁平和の大学﹂を目指して100年後にも世界で光り輝く大学へ「自由で平和な一つの大学」という建学の精神を継承し、理念5原則の下に、国立大学としての使命を果たします。絶えざる自己変革地域社会・国際社会との共存平和を希求する精神新たなる知の創造豊かな人間性を培う教育広島大学長広島大学基本理念広島大学は、原爆投下から4年後の1949年、被爆の爪痕が残る広島の地に「平和の大学」として開学しました。これまで最先端の研究や高度人材の育成にあたる一方、「平和を希求する精神」を理念の第一に掲げ、国内初となる平和学の学術的研究機関を設け、平和に関する調査・研究に尽力してきました。今日、12学部4研究科1研究院を擁する国内有数の総合研究大学へと成長し、その幅広い知見を生かして社会の発展に寄与しています。昨年、本学のあるべき姿の実現に向けて、取り組むべき5つの重点項目「5イニシアティブ-新しい平和科学(安全・安心を実現する「創る平和」)」を策定しました。そして2024年に本学は、開学75年、最も古い前身校である白島学校の創立から150年の節目の年を迎えました。ラッピングした路面電車、ひろしまフラワーフェスティバルへの参加、広島東洋カープのスポンサードゲーム開催など、多くの周年事業を通じ、これまでの皆様の支援に感謝するとともに、これからも広島と共に歩むべく決意を新たにしました。広島大学は、この節目を弾みに地域に愛され、世界に選ばれる「平和の大学」を目指して、より多くの「平和を希求し、チャレンジする国際的教養人」を輩出し、「100年後にも世界で光り輝く大学」となるよう、引き続き努力してまいります。越智 光夫
元のページ ../index.html#2