教 育研 究社会・産学連携大学病院校友会・基金運営情報財務情報40本院は中国四国地域で唯一の小児がん拠点病院として、日々多くの小児がんの子どもたちの治療を行っています。これまでのVRのトレーニングソフトの開発経験を活かし、この度、小児がんの患児のメンタルケアのためのVRゲームを作成するプロジェクトを始動しました。このゲームは、『はたらく細胞』(講談社)にご協力いただく予定です。営利を目的とせず、完成後は本院で患児を対象に効果を検証し、日本全国の小児がん治療施設に無償で提供する予定です。小児がんに苦しむ子どもたちを笑顔にすることを目指しています。※手術室の改修及び増室により、10年前と比較して年間の手術件数が1,000件以上増加し、診療単価の向上に寄与しました。入院入院(円)110,000100,00090,00080,00070,0002014151617181920212223(億円)50040030020010002014201520162017201820192020202120222023外来(件)9,5009,0008,5008,0007,5007,000外来(円)35,00030,00025,00020,00015,000201415広島大学病院ファミリーハウス 小児がん治療プロジェクト1617181920212223小児がんの子どもたちのモチベーションアップ!VRゲーム作成プロジェクトVRで手技を学ぶ本院はVR(Virtual Reality:仮想空間)を活用した医療教育にも力を入れており、VR技術を利用したカテーテル治療(血管造影・治療)に関するVR教育システムを開発中です。感染症流行下でも医療現場と同等の教育を受けられることに加え、VRシステムによる能動的な学習を通じてさらに教育効果を高めることを目的としており、現在は医学部生と初期研修医に対する教育効果を検証中です。データで見る病院本院の収入は年々増加傾向にあり、近年における主な増収要因は、高難度のがん化学療法や手術件数の増加に伴う診療単価の向上です。これは、地域の医療拠点としての位置付けから、高度な医療の提供要請に応えてきた結果であると捉えています。現状としては増収傾向にありますが、多数の大型医療機器が更新時期を迎えており、老朽化した建物の建て替えや大規模な改修にかかる費用の大部分は借入金で賄っています。そのため、支出が過大にならないように調整を図りながら、経営基盤の強化に努めています。診療単価の推移(直近10年)附属病院収入の推移(直近10年)手術件数の推移(直近10年)274億円10年間で億円の増加385億円111
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