教 育研 究社会・産学連携大学病院校友会・基金運営情報財務情報362022年に「広島大学カーボンニュートラルの実現に向けて〜Road to 2030〜アクションプラン(2022〜2027)」を策定しました。CO₂排出量を2013年度比で70%削減することを目標に、エネルギーマネジメントや研究開発などを行います。本学のキャンパスを実証の場として取り組みを展開し、自治体や連携企業の協力の下に推進します。東広島キャンパスに導入した EVカーシェア車両カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0の取り組みTHEインパクトランキング2024で3年連続国内3位に。SDGsへの取り組み(THEインパクトランキング)産学官一丸となってカーボンニュートラルの実現を目指す「EVカーシェア・エネルギーマネジメント事業」を開始広島大学スマートシティ共創コンソーシアムにおける産学官民連携の一環として、「EVカーシェア・エネルギーマネジメント事業」を2024年3月から実施しています。再生可能エネルギーの活用とモビリティの提供を融合させたこの事業は、学生参加やTGOアプリによるデータ活用も伴う、ユニークな取り組みです。大学のEV公用車とEVカーシェアの車両を利用し、CO₂排出量ゼロのEVを自由な移動手段として使用しながら、駐車時にはEVの大容量バッテリーを蓄電池として活用する充放電エネルギーネットワークを確立し、キャンパス内に分散したエネルギーリソースや太陽光発電設備と連携させた高度な再生可能エネルギーのマネジメントを展開していきます。さらに、災害時のレジリエンス強化やEVカーシェアの活用を通じて、学生のカーボンニュートラル実現への参加意識を高めるとともに、大学全体での意識向上にも取り組んでいます。7月からは、教職員向けのEVサブスクサービスを開始しました。EV乗り換えを促進してEV本格導入につなげ、通勤・通学を含めカーボンニュートラル達成に向けて取り組みを進めています。THEインパクトランキング2024で3年連続国内3位に。世界100位以内のSDGs項目数(7項目)は国内単独トップ!2030年のカーボンニュートラル達成に向け、エネルギーマネジメント・研究推進・人材育成に着実に取り組んでいます。これらの取り組みの成果として、イギリスの高等教育専門誌Times Higher Educationが2024年6月に発表した「THEインパクトランキング2024」では、国内で唯一、SDG13「気候変動に具体的な対策を」で世界100位以内(54位)にランクインしました。「広島大学カーボンニュートラルの実現に向けて 〜Road to 2030〜アクションプラン(2022〜2027)」に基づく低炭素エネルギーの利用増などの取り組みが高く評価されています。同ランキングでは、SDGsの17項目のうち、国内最多の7項目で世界100位以内にランクインしました。
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