広島大学統合報告書2024
35/56

教   育研   究社会・産学連携大学病院校友会・基金運営情報財務情報34シーズ×ニーズ2020年 4月2021年 1月2021年10月2022年 3月2022年 4月2022年 8月2023年 2月2023年 4月2023年 7月2023年10月2024年 1月ヤングケアラーへの支援を考えるシンポジウム(東広島市主催)に東広島市職員とともに登壇Town & Gown Office準備室設置カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0宣言Town & Gown Office本格始動広島大学スマートシティ共創コンソーシアム設置広島大学Town & Gown未来イノベーション研究所 (TGIF)設置カーボンニュートラルの実現に向けたアクションプランを策定広島大学スマートシティ共創コンソーシアム設立セレモニーを開催TGOアプリ リリース呉市・広島大学Town & Gown構想の推進に向けた協定を締結全国Town & Gown構想推進協議会を設立呉市・広島大学Town & Gown Office 準備室設置内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第3期課題採択「デジタル・シティズンシップ・シティ:公共的対話のための学校」COMMONプロジェクト研究紹介広域交流型オンライン学習でデジタル公共圏の構築主なプロジェクト紹介大学院人間社会科学研究科/教育学部 山崎 茜 講師2022年度に東広島市と連携したヤングケアラー研究では、自分の困り感を周囲にわかってもらいにくい状況が、その人の将来への希望や、自分らしさという感覚を損なっている可能性があること、そして、教育や福祉の現場にいる大人は、子どもたちの悩みに寄り添いたいけれど、どのように寄り添えばいいのか困っていることが明らかになりました。上記結果を受けて、2023年度からヤングケアラーの支援に係る取り組みを東広島市と共同で進めています。悩みを抱える子どもたちの支援Town & Gown構想に係る主な取り組み2023年度社会課題解決を目指すCOMMONプロジェクト東広島市と本学で推進する「Town & Gown 構想」の取り組みの一つがCOMMONプロジェクトです。「COMMON」は、本学と東広島市が「共通(COMMON)」の課題に取り組む姿勢、そしてお互いが先生役の「顧問(こもん)」となって教え合いながら社会課題の解決を目指す姿勢を表しています。大学の教員がもつ「シーズ」と、市の行政が抱え持つ社会課題である「ニーズ」を上手くマッチングさせ、取り組みを増やしていくことで、次世代のまちづくり、または地方創生の起爆剤になることを目的としています。主なプロジェクト紹介大学院人間社会科学研究科/教育学部 草原 和博 教授2021年度から、広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は、東広島市教育委員会と連携して、複数の小学校をオンラインで結んだ広域交流型オンライン学習を開始しました。GIGAスクール構想で整備された「1人1台」端末とICT環境を活用して、地域の課題や論点争点を対話的に学んでいます。参加者は、近年では県外の学校に、また不登校児童生徒に拡大しています。授業は、広島大学の教員と学生がコーディネートし、月1-2回定期的に実施。本取り組みを通して、人口減少社会×デジタル社会における新しい公教育の姿を追究しています。11件実施

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る