教 育研 究社会・産学連携大学病院校友会・基金運営情報財務情報222023年度履修者全学部生必修本学は、いち早くデジタル人材の育成に注力してきました。政府が掲げる「デジタル人材の育成・確保」に向けて、世界的な企業や有力大学とのパートナーシップを活用し、高度な人材を産業界に輩出できるよう取り組みを進めています。情報分野でのエキスパート人材の育成と、各分野でデジタル技術を活用・応用できる人材の育成に、全学をあげて取り組んでいます。※必修科目(2科目)と選択必修科目から1科目選択して履修学生時代は、実践的な知識と実務のやりがいを学び、将来情報セキュリティで人々の役に立ちたいという思いがさらに強まりました。情報セキュリティの重要性が特に高まっていると感じた自動車業界への就職を決意し、卒業研究では、自動車間で情報を授受して事故を防ぐ方法を検証しました。現在は、故障時に自動的に安全な状態へ移行する制御の設計や、車両へのサイバー攻撃を防止する制御の設計などを学んでいます。幅広い情報セキュリティの知識を身につけ、将来的には自動車と会社の両方の情報セキュリティを担うことを目指しています。必 修● 情報・データ科学入門 選択必修● 大学教育入門● データサイエンス基礎 ● ゼロからはじめるプログラミング● コンピュータ・プログラミング● 知能とコンピュータ ● 教育のためのデータサイエンス● 工学プログラミング基礎(工学部生対象)● プログラミングI(工学部生対象)さんマツダ株式会社 2023年3月卒業リテラシーレベルについて応用基礎レベルについて「情報・データサイエンス・AIパッケージ」授業科目井上 翔太数理・データサイエンス・AIを通して「DX時代を生き抜く力」を高める急速に進化するデジタル社会では、正確な情報の取り扱いと効果的なデータ活用が重要であり、そのためには「数理・データサイエンス・AI」の知識とスキルが不可欠です。本学は、教養教育において、全学部生必修の情報・データサイエンス科目「情報・データ科学入門」を開設しています。この授業では、高度情報化社会の中でデータを活用するために必要となる基礎的な知識や技能を習得し、その有用性、問題点及び情報倫理上の課題を理解して活用する能力を身に付け、将来新技術にも対応していく態度を養うことを目標としています。さらに、社会で期待されている数理・データサイエンス・AIの初級(リテラシー)レベルを習得するための枠組として、「情報・データサイエンス・AIパッケージ」を提供し、履修を推奨しています。また、応用基礎レベルの授業も設けており、エキスパート人材の育成にも力を入れています。これらの取り組みは、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の認定を受けています(2021年度リテラシーレベル、2022年度応用基礎レベル、2024年度リテラシーレベルプラス)。2022年度からは「数理・データサイエンス・AI教育の全国展開の推進」の中国ブロック拠点校として、中国地方の大学全体におけるDX教育の普及と、産業界へのエキスパート人材輩出の責任を担っています。人2,566
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